長男の小学校の卒業式が7月23日に行われる予定です。
3月11日の地震のために卒業式が延期になったままでした。
夏休みになってすぐに行われるため、私たち家族も三重からはるばる郡山市まで行かなくてはなりません。
地震以来会っていない友達、先生。
全員の顔が見られるとあって、子供達はとても楽しみにしています。
私も、顔見知りの人たちに会えるのはとてもうれしいです。
しかし、・・・・気がかりなのは、放射線値が高い郡山市で行われるということ。
県外に避難している私たちから見ると、郡山市に行くこと自体が怖いと感じます。
そこに住んでいる人、学校に通っている子供達には申し訳ないと思いますが、これが本音の気持ちです。
夏休みには、川内村の自宅にも帰る予定でいますが、自分の家に行くにも怖い気持ちがあるのです。
なるべく子供達を被曝させたくないと決断して県外に避難したためか、福島県に入ることがとても不安なのです。
自分の故郷に帰ることが『不安』なんていうことって、ありえない・・・。
もはや、自分の故郷や自宅でホッとするなんていうことは出来ないのかもしれない。
『何もかも奪われてしまった』と自覚するために帰るようなものです。
川内村の自宅に帰ることがうれしいことか、余計悲しくなるか、今から考えるととても複雑です・・・。
投稿情報: 22:41 カテゴリー: かわうちのこと, 子育て・親育て | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
先週の29日、やっと家電製品が配達されました。
我が家は、冷蔵庫、テレビなど。
冷蔵庫はずっとレンタルだったので、大きな冷蔵庫が来て本当にうれしかったです!
東海地方は連日の猛暑で、冷蔵庫は多くの飲み物や氷が入っていたので、大きな冷蔵庫のお陰ですっきりしました。
家電製品、頂いて本当にありがたいのですが、もう少し早く頂けたら・・・という思いが残ります。
こういう原子力災害での避難は想定外だったとはいえ、避難した場合の生活や支援の仕方などは、国も県もこれからは想定しておかなくてはいけないことだと思います。
日本でもしも、また福島第一原子力発電所の事故のようなことがおこったら、また私たちのように、困難な生活を強いられる人たちが再び出るのです。
精神的にも経済的にもあらゆる面での苦痛を伴います。
今回の事故を教訓に原子力災害に対する、支援、補償などがきちんと対応できるように考えてほしいです。
まずは、このような事故がおこらないようにするのが一番ですけど・・・。
投稿情報: 21:12 カテゴリー: かわうちのこと | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
東北からあまり出たことがなかった私は、三重県の暑さにダウン寸前です・・・。
今週一週間はなんとか乗り切りましたが、昨日、今日の暑さは、『もう勘弁して…』とお願いしたいくらい。
今朝、起きたら、部屋の中の温度は31,5度 (ToT)
この温度って、川内村の真夏の時と同じじゃん・・・。
あまりの暑さに、みんなイライラ、チビ達はグズグズ。
食欲も低下してきました。
こうなったら、多少の電気代アップは目をつぶりエアコンを有効に使おう!!
お昼からは、エアコンをつけて涼みました。
涼しい室内になったら、子供達もちょっと静かになって笑顔が戻ってきました。
6月でこの気温は、東北人にとってはつらいかも・・・。
東北の夏が、川内村の夏が愛おしいです。
投稿情報: 21:07 カテゴリー: かわうちのこと, 子育て・親育て | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
日本赤十字社から、県外避難者にもらえるはずの家電製品。
5月の末時点では、6月中旬頃になる、と言っていたのですが、先日、三重県に確認したところまだいつになるか分からない との回答。
なんだか、福島県から県外避難者への把握がまだできていないようで、福島県がOKをださないとのこと。
よく理由はわかりませんが、おそらく福島県内の仮設住宅やみなし仮設住宅への入居が一気に増えため、家電製品の物資手配が非常に忙しくなり、県外まで手が回らないのでしょう。
まずは、福島県内が落ち着かないと、私たち県外避難者はまだまだ先、ということです。
気長に県からの電話を待つしか、今はありません。
投稿情報: 09:29 カテゴリー: かわうちのこと | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
3月 福島県から三重県に避難して来たときに、三重大学病院で体の放射線値を計測したときの数値がこの写真です。
これは、長男(12才)のもの。
避難当初から、県営住宅の近くにあるお医者さんに健康状態を相談していたところ、とても親身になって話を聞いてくださりいろいろとアドバイスを頂いています。
先日、子供たちが熱を出したり、風邪をひいたりで病院に伺ったら、『夏休みになったら、お兄ちゃんの甲状腺のエコーを撮りませんか?』と言われました。
いわゆる、『内部被ばく』が心配なようです。
長男は、3月16,17日に私とパパと福島県福島市の旅館に避難して居る時、食糧を調達するため雪が降る外を数時間歩きまわりました。
ガソリンが残り少なかったため、徒歩で数キロ先のスーパー、コンビニなどを歩き回ったのです。
そういえばスーパーでは、店内放送で、外の行列に並んでいる時、雨や雪に当たらないように、と放送していたっけ。ドラッグストアでは、マスクも配っていたっけ・・・
今思い起こせば、あの時福島市は、かなりの量の放射能が降り注いでいたのです。
そうとも知らず、外を歩き回っていた私たち。
どのくらい内部被曝しているんだろう・・・・・。
お医者さんによると、家族全員の甲状腺エコー検査と血液検査をしましょうとのこと。
血液検査では、白血球の低下などが分かるそう。
少しでも不安をなくすために、やれることは全部しましょうという先生の言葉に感謝の気持ちでいっぱいです。
投稿情報: 17:51 カテゴリー: かわうちのこと, 子育て・親育て | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
生活が少しずつ安定し、自分のやりたいことも時間を見つけて出来るようになってきました。
川内村に住んでいた時は、お菓子を作るのが趣味でしたので、今も少しずつ『作りたい願望』がムクムクと芽生えてきました。
でも、お菓子作りの道具は、全部川内村の自宅にあります。
ハンドミキサー、ふるい、ホームベーカリー、ケーキ型、などなど。
全部を買ってそろえるとなると、かなりの金額になってしまいます。
でも、なるべくお金がかからないように、簡単なお菓子から作りたいと思います。
今週末、子供たちが大好きだった、『ざくざくコーンフレーククッキー』なんかどうかなあ、と思っています。
なつかしい~って言ってくれるかな? おいしい~って言ってくれるかな?
子供たちがどんな反応をするのか楽しみです。
投稿情報: 18:32 カテゴリー: かわうちのこと, だいすき sweets, 子育て・親育て | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
6月1日から次男(4才)は、四日市市の保々保育園に通えるようになりました。
こちらで知り合いになった方が市議会議員さんをとおして、被災者も保育園に通えるようにと手配をしてくださり、なんとか入園できました。
市によると、被災された方は保育料も無料とのことなので、二重生活でお金がかかる我が家にとっては、とてもありがたいと思います。
保育園では、先生方皆さんが心配をしてくださり、温かい言葉で励ましてくれます。
本当に力になります。
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先週、元気いっぱいに保育園に行っていましたが、週末になって高熱を出してしまい、昨日までお休みしてしまいました。
しかも、次男が治ったとたん、今度は三男が高熱・・・・。
一人が病気になると、必ず連鎖するのがうちの弱点。
でも、今日は、三男が少し熱が下がったので、次男も保育園に行くことが出来ました。
今週からは、お昼寝も始りますが、次男はとっても不安なようです。
少しずつ慣れていって保育園生活が楽しくなればいいなあ~。
投稿情報: 10:00 カテゴリー: かわうちのこと, 子育て・親育て | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
福島県の避難所にいる長女の同級生のお母さんと先日電話で話しました。
『私も子供を連れて避難したいんだけど、旦那が許してくれないのよ・・・・』
『毎日、長袖を着て学校に行かせて、校庭では遊べないし、どうみたって異常な状態でしょ、子供の健康のためには、早く避難したいんだけど、旦那は政府が大丈夫だって言っているから安心しきっているの。一晩説得しても避難はだめだって・・・・・。』
と、悲しそうに語ってくれました。
『もう、離婚を覚悟しないと避難は出来ないかも』 とまで。
家族の中でも、福島県から避難することを頑なに拒む人もいるらしい。
それが夫婦間で意見が食い違ったら、本当に悲しいことです。
その人によって、何を信用し、信頼しているのか。
この原発問題をきっかけに家族間にも亀裂が走っています。
現に、私だって夫婦間で放射能に関しての認識が大きく違います。
いまだ、放射線値が高い郡山市にいるパパは、マスクもしないし、小中学生のマスク姿も見ないといいます。
福島県にいる住民は、放射線に対して鈍感になっているというか、危機感がなくなってきたというか・・・・・・・。
『全然大丈夫だって~、こんな数値だったら。健康に影響無いって~』というパパが私には信じられません。
『長崎大学の偉い先生だって大丈夫っていってるんだよ~』 その教授が一番信じられないことを言っているのに・・・。
電話で放射線について話し合うと必ず喧嘩になってしまいます。
こんな緊急時に意見が食い違うと、とても切なくなるし、虚しさで一杯になります。
この原発事故がきっかけで、夫婦仲が悪くなるケースがかなりいると私は思います。
こんな時だからこそ家族が結束すべきなのに、壊れていくなんて・・・とてもやり切れません。
投稿情報: 22:55 カテゴリー: かわうちのこと | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
27日金曜日、車で45分のところにある、ナガシマスパーランドのアンパンマンミュージアムに行ってきました。
パパが福島県から四日市に高速バスで来てくれたので、久しぶりにチビ二人を連れてお出かけしました。
ここは、入口からまさにアンパンマンワールド。
バックミュージックも壁もご飯も全部アンパンマンなのです。
子供達はすっごく大喜び(^○^)
本物のアンパンマン、ドキンちゃん、バイキンマン、ホラーマン、メロンパンナちゃんとご対面し握手までしてしまいました。
三男は、本物のバイキンマンが怖くて近寄れませんでしたが・・・・。
施設内はそんなに広くないので、子供達も大人も迷うことなく安心して遊べるのでとても楽しかったです。
でも、この日は平日でしかもお天気も悪かったので、人出があまりなかったからよかったのかも。
もし、これで混雑していたら、大変でした・・・。
チビちゃん二人にはと~ってもいい思い出になりました。
『また行こうね~』と家に帰ってきてからも連発していたのでよほど楽しかったのでしょうね!!