長男の小学校の卒業式が7月23日に行われる予定です。
3月11日の地震のために卒業式が延期になったままでした。
夏休みになってすぐに行われるため、私たち家族も三重からはるばる郡山市まで行かなくてはなりません。
地震以来会っていない友達、先生。
全員の顔が見られるとあって、子供達はとても楽しみにしています。
私も、顔見知りの人たちに会えるのはとてもうれしいです。
しかし、・・・・気がかりなのは、放射線値が高い郡山市で行われるということ。
県外に避難している私たちから見ると、郡山市に行くこと自体が怖いと感じます。
そこに住んでいる人、学校に通っている子供達には申し訳ないと思いますが、これが本音の気持ちです。
夏休みには、川内村の自宅にも帰る予定でいますが、自分の家に行くにも怖い気持ちがあるのです。
なるべく子供達を被曝させたくないと決断して県外に避難したためか、福島県に入ることがとても不安なのです。
自分の故郷に帰ることが『不安』なんていうことって、ありえない・・・。
もはや、自分の故郷や自宅でホッとするなんていうことは出来ないのかもしれない。
『何もかも奪われてしまった』と自覚するために帰るようなものです。
川内村の自宅に帰ることがうれしいことか、余計悲しくなるか、今から考えるととても複雑です・・・。