我が家の一番の末っ子、三男(8ヶ月)が13日から20日まで入院しました。
先天性の肛門直腸奇形(低位鎖肛 ていいさこう)という病気です。
この病気は、肛門の奇形で大きさが小さかったり、肛門が皮膚で覆われていたりといろいろあるそうですが、三男は肛門が普通の子の三分の一の大きさしかなかったので肛門を大きくする手術をうけます。
生まれつき肛門が小さかっために、離乳食を始めたとたん、便秘になりそれがどんどんひどくなっていったのです。
3月はじめには、もう浣腸をしないと便が出ない状態でした。ギャーギャー泣きながら便を出す様子が本当につらくて、きっと本人もとても苦しかったろうと思います・・・・。
今までに、お医者さんに診ていただいとこともあったのですが、『特に問題はありません。ただの便秘でしょう』といわれるばかり・・・。
村の乳児検診で診療所の先生にあらためて診ていただいたら、『これは小児外科に行ったほうがいい』と言われ急いで専門の診察を受けました。
いわき市の総合磐城共立病院で診察を受けたら、その日のうちに手術の日にちを決定されました。
『直腸肛門奇形というもので1000人に2、3人の割合である病気です。すぐ手術が必要です。でも肛門を少し切って広げるだけの簡単な手術なので1時間くらいで終わるでしょう』という先生の説明。
手術と聞いて驚きましたが、この子にとっては、一時の痛みで全てが良くなるのですから我慢して手術を受けるしかありません。
手術の3日前から入院をし、前日からは絶食で、点滴をすることに。
『赤ちゃんが絶食なんて、耐えられるだろうか・・・・』と思いましたが、点滴をしているせいかお腹が空いて泣くことは不思議とありませんでした。
そして、とうとう手術の16日がやってきました。
前処置で腸の洗浄をして、朝の8時半に手術室に入ります。
手術室は地下にあり、手術の受付にはたくさんの患者さん、先生、看護師さんたちであふれています。
その特殊な雰囲気に私のほうがドキドキして、心配で泣きそうになってしまいました・・・。
三男を抱っこして、奥に入っていくと三男が手術を受ける小さなベッドが用意されています。
小さな手術にもたくさんのスタッフがいて、とても驚きました。
着々と手術の用意が整い、とうとう麻酔を入れられます。
点滴から麻酔を入れると、あっという間に目がうつろになって、首がガクッと落ち、眠ってしまいました。
三男をベッドに寝かせて、私の付き添いはここまで・・・・。
後は、手術が終わるまでは病室で待つことになります。
約1時間と言っていたのですが、1時間を過ぎても帰ってこないと、心配で心配でいてもたってもいられません。
約1時間半後に三男の手術は終わりました。
麻酔で2,3時間は眠っているとのことでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(その2)につづく・・・・・・・
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